マッハバイトでiOSエンジニアをしている伊原です。
リブセンスでは2026年に全社的にClaude Codeが導入され、エンジニアロールを中心に日々の業務の中でもClaude Codeの利用が活発に行われています。 それに伴って日々の業務の進め方も大きく変化しました。
今回の記事では、私が所属するマッハバイトのアプリチームでのClaude Codeの活用状況について紹介します。
Claude Codeを含むAIの活用方法については、私たちも日々試行錯誤を重ねながら進めており、今後も適宜アップデートしていく必要はあると考えていますが、2026年4月時点の事例の1つとして参考になるものがあれば幸いです。
Claude Codeを活用した越境
2026年4月現在、マッハバイトのアプリチームでは、エンジニアだけでなくデザイナーやPdMといった職種に関しても業務の中でClaude Codeを活用しています。
リブセンスには『越境』という文化があり、組織や職種を超えて自発的に課題発見・解決を行う動きが浸透していますが、個人的にはClaude Codeが導入されたことでそういった『越境』の動きがより加速していると感じています。
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マッハバイトのアプリチームにおいても、Claude Codeを活用した越境が活発に行われています。 またチーム内で定期的にClaude Codeの知見をシェアする時間を設けて、他のメンバーの活用方法を知ることでチーム全体の生産性を向上させる動きも進んでいます。
自画自賛ではありますが、チームとしてこういった試行錯誤が自然に行われているのはとても素晴らしいことだと感じています。
ここからは、職種ごとに具体的にClaude Codeをどのように活用しているのか紹介します。
エンジニアの活用事例
開発フローの自動化
エンジニアのClaude Code活用の中心は、開発フローの自動化です。
マッハバイトのアプリチームではDesign Docを導入しているのですが、このDesign Docの作成にClaude Codeを活用しています。 Design Docを作成するSkillが整備されており、施策のドキュメントやミーティングでの議論等をベースに、Claude CodeがDesign Docを作成します。
また、開発後に行う動作確認用の項目作成についてもSkillが整備されており、Claudeが仕様をベースに確認観点を整理します。
これらのドキュメント作成に関して、現時点では人間による細かい修正が必要な場合もありますが、毎回一から作らなくて良い点はとても便利です。
Design Docが完成したら、それをMarkdown形式、またはMCP経由でClaude Codeに渡し、Plan Modeで作業計画を立ててもらいます。 まず Plan Mode で実現方法を出してもらい、Geminiにも並行して相談しつつ内容をブラッシュアップすることもあります。 リブセンスではGeminiも導入されており、開発で使用することができます。
作業計画をエンジニアが承認したら、仕様通りに実装してPull Requestを作成するところまで作業を依頼しています。 コードレビューに関しては、AIによる一次レビューを行った上でエンジニアがレビューを行い、その後はClaude Codeと対話しながら細部を調整していく流れです。
変更の規模が小さいときは、ドキュメントを渡さず修正内容を直接テキストで入力するほうが意図を汲み取ってもらいやすいこともあるので、柔軟にやり方を変えています。 また変更が大きいときは、Pull Requestを適切な単位に分割してもらうことで、他のエンジニアがレビューしやすい状態を保っています。
OS間の越境が促進
Claude Codeが導入されたことで、iOS/Android間の越境についても行いやすくなりました。 私はiOSエンジニアでClaude Codeが導入される前にもAndroid開発を行っていましたが、特にUI周りの実装には難しさを感じていました。 Claude Codeを活用することでそういった箇所の実装に関しても進めやすくなり、チーム全体としてもより柔軟なアサインを行える状態になりました。
iOSエンジニアがAndroidのコードレビューを行う際にも、「私はiOSエンジニアです」という情報をClaudeに渡してPull Requestを要約してもらったり、適宜質問しながら進めることが多いです。
PdMの活用事例
マッハバイトのPdMは、主に分析業務をClaude Codeに依頼することが多いです。
テーブルのメタ情報を渡してログ基盤へのSQLを実行させたり、Python分析環境を準備してSQLの集計結果をもとにした基礎集計を任せたりしています。 「特定のユーザーやセッションのログをすべて見て、どんなストーリーが描けそうか」といった、人間の認知には重い解釈処理を大量にこなせるのもClaude Codeの強みです。
もうひとつの活用方法が、アプリの仕様の一次確認です。 ログの定義やドキュメント化されていない細かい仕様について、エンジニアに確認する前の一次確認としてClaude Codeに質問することで、エンジニアの確認コストを下げています。 PdMがアプリのコードを直接読まなくても、Claude CodeがiOS/Andriodのリポジトリを参照することでPdMからの質問に回答することができます。
また、PdMが起案した施策のプロトタイプアプリをClaude Codeに作成してもらい、それを使ってユーザーインタビューを実施する動きも行われています。
デザイナーの活用事例
デザイナーに関しては、現時点ではデザイン制作やフロントエンドの実装にはClaude Codeをあまり使わず、UX改善の案出しやワイヤーフレームのプロトタイプ作成にClaude Codeを使用することが多いです。
また、ユーザーインタビューの議事録を渡して要約を作成したり、発表用の資料作成を依頼する等、思考の整理や資料作成にもClaude Codeを活用しています。
具体的には、他社プロダクトとマッハバイトのスクリーンショットや事業状況、課題等をClaude Codeに渡し、「マッハバイトならどんな改善ができるか」という観点でUXボードを作成したり、「〇〇という観点でマッハバイトを改善するならどこを変えたら良い?」等の問いをClaude Codeに投げかけた上で、手元で動かせるプロトタイプを試作したりしています。
PdMと同様に、デザイナーが起案した施策に関してプロトタイプを作成し、Xcodeのシミュレータを起動して実際に動かしてみたりと、エンジニアが開発を行わずに手元で動く物を作る取り組みも行われています。
さいごに
今回はマッハバイトのアプリチームでのClaude Code活用事例について紹介しました。 アプリチームに限らず、社内での勉強会やSlack チャンネル等でClaude Code含むAIの知見をシェアする場も用意されている為、そういった意味でもClaude Codeを活用できる環境が整っています。
アプリチームに限らず、社内での勉強会やSlack チャンネル等でClaude Code含むAIの知見をシェアする場も用意されている為、そういった意味でもClaude Codeを活用する為の環境が整っています。 引き続きClaude Codeを有効活用しつつ、開発の進め方についてはより良い方法を探っていきたいです。