こんにちは。デザイナーの前田です。
LIVESENSEmade*では、このサイトのテーマでもある「Technology & Design」という観点でモノづくりチームの専門的な情報や開発体制やチームコラボレーションについて、どんどん発信して行く場として皆さんに有益な情報をお届けできればとおもっています。
今回は、当社の広報ブログでもあるLIVESENSE infoで概要はお伝えしていたのですが、エンジニアとデザイナー合同で行ったハッカソン合宿「LIVISENSEmade* A/camp」で実際に制作したプロダクトを紹介したいともおもいます。
エンジニア x デザイナーによるハッカソン合宿
合宿場所は神奈川県三浦海岸にある「ホテルマホロバ」。 エンジニア x デザイナー総勢25名が参加しました。 日々の業務の中ではなかなか本腰をいれて取り組めないような新規プロダクトの開発、大幅な業務改善を短期集中で行い、新しい「あたりまえ」のための種を創り出すことを目的とした合宿です。
全6チームのプロダクト
総勢25名が全6チームに分かれ、各チームそれぞれのテーマのもと、プロダクト開発を行いました。
各チームへの指令は、動くプロダクトを作ること。 調査と実現可能性だけで合宿が終わらないよう、各チーム必死で取り組みます。
6チーム毎の開発テーマ
- teamA. アルバイト運営 x ツール
- teamB. オープンデータ活用プロダクト
- teamC. ガジェット活用プロダクト
- teamD. iBeacon/NFC を活用したサービス
- teamE. MeguroMetrics汎用サービス化
- teamF. マルチメディア揮発共有API
さっそくですが、各チームのプロダクトを順に紹介していきます。
teamA:せんすけアラーム
当社が運営しているアルバイトサイト ジョブセンス。 ジョブセンスユーザーのためになるツールはないのか。という課題感から創りだしたものがこちらのツール。
一見よくあるアラームの機能アプリかとお思いでしょうが、 設定した時間になるとせんすけから直接電話がかかってきて、音声でアラートしてくれるという優れもの。
リブセンスでは、せんすけのキャラクターも社内のデザイナーが書き起こしているので、こんな短期間の合宿でもキャラクター〜UIデザインまでできるんです。短期といえどもクオリティの妥協は許されません。
teamB:オープンデータ活用プロダクト
こちらのチームはオープンデータを活用したプロダウトを考えるという使命のもと、データと地図を組み合わせたプロダクトを作成しました。 具体的には国勢調査のデータを利用し、表示しているエリアの男女比がどのくらいで、比率に応じてその地域の特徴がわかるというものになります。
teamC:ガジェット活用プロダクト
ガジェット活用チームが作ったプロダクトは、人間の手の動きを読み取り、戦車(旅ラジ太郎2)を動かすという作品。 センサーに話題のLeamMotionを使い、ラジコンの制御にArduinoを用いて旅ラジ太郎2が縦横無尽に動く作品。さらに人間の脳波を読み取るemotivを使って動かすことにもチャレンジしてました。
teamD:OSUWARI
これは何のツールかといいますと、名前が示す通り?社内の在席確認ツールです。
たとえば、管理部の人に用があるけど、席が遠くて今自席にいるのかわからない。 実際に席まで行ってみたら離席中だった...。なんて経験ありませんか?
そんな不便なことはOSUWARIが解決! 今誰が席にいるのかひと目でわかります。
技術的にはiOS7で導入された「iBeacon」を利用してます。 今回は、estimoteというiBeaconの電波を発信するデバイスを座席に設置し、そこから各社員(のOSUWARIアプリをインストールしたスマートフォン)の距離を測定して在席/離席を判定します。estimotoを設置するだけで、社員のスマートフォンを在席確認に利用することができるんです。
iOSと平行してAndroidアプリも作成しておりましたが、「bluetooth」が止まらないという事象が発生して断念。
teamE:MegroMetrics
こちらのチームはエンジニア勢が転職会議開発メンバーが集まったということもあり、 実際の実務で役立つ「転職会議が対象とするキーワードの SEO 順位の変動を可視化」できるツールの開発を行いました。 転職会議とはまったく変わった近未来的なデザインがかっこいい。
普段携わっているサービスではなかなかだせない個性的なデザインを生み出せるのも開発合宿ならではの面白いところ。
teamF:VolatileTimes
これはどんなサービスかといいますと、「情報揮発」コンポーネントのAPI化とそれを利用したサービスに取り組みました。 facebookやtwitterで一時的な感情を伝えて、のちのち振り返ってみてあんなこと書くんじゃなかった....。 なんてことありませんか?
このサービスを使うと、そんな一時的な感情や表現を、一定時間だけ共有して、時間が経過すると情報が消えるサービスです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 各チームそれぞれいろんな視点からチーム内で議論し、開発前に出されていた「動くプロダクトを作ること」 は全チームが達成することができました。
最終日は各チーム毎にプレゼンを行い、全員でどのプロダクトが最も素晴らしかったかを投票できめました。 その結果、最も優れたプロダクトMVPに選ばれのは同率で「OSUWARI」と「VolatileTimes」でした。
MVPに選ばれたチームにはぞれぞれ、Amazonギフトカードが送られて1泊2日の合宿に幕を下ろしました。
...といいたいところでしたが、最終日はまさかの大雪! そのため、実際には1泊2日ではなく2泊3日の合宿になってしまったのは、ここだけの話です。
今回は全チームのプロダクトの概要を紹介させていただきましたが、より詳細な内容も発信していきますので、これからもLIVESENSEmade*ブログをチェックしてください