こんにちは。久々の投稿となります、@ishitan-livです。
今回はリブセンス社内で実施されたLT大会の様子をお届けします!
LT大会開催の意図と目的
弊社インフラG所属の @かたいなか さんが発起人となり開催されました。 開催には大きく2つの意図があります。
ブログ記事のネタの掘り起こしをしたい
チームとしてエンジニアブログを推進し始めてから数年経つのですが、負債の解消や新技術の導入で大きな成果を出した系の記事は書いてくれるメンバーが増えてきました。 一方で、大きな成果の記事が増えたことによって、記事の敷居が若干上がってしまっているのを感じていました。今回のLT大会ではネタをそのまま記事にしてもらうことで、ライトなネタの記事が増えたらいいなぁと期待しています。
リアルイベントでの登壇に向け、社内でしゃべる練習をしてもらいたい
情報を発信してみたい、何かを世間に公開してみたい、とこのように考える方はITエンジニア職に限らず多いですが、いざブログ記事を書いたり、イベント登壇をするというのはハードルが高いものです。 そこで、まずはクローズドな社内という環境下で、5分程度のLTで気楽に喋ってもらうことで自信がつくのではないかということで企画しております。 自信がつけば今度は外部公開する記事やイベントで登壇をしてみようかなと思ってもらえるのではないか?という期待もありました。
このような想いからLT大会第1回が開催される運びとなりました。
実際の開催宣言時のSlackです。
ちなみに今回大会に使った時間は以前記事にしましたLETという枠の時間です。
LT大会のルール
初回なのもありますし、あまり厳しいルールは設けず、気楽に参加出来るように決めています。
- テーマはQiitaに出せるぐらいなら自由
- 例: 最近の仕事の話、スマートホーム、最近話題のAIによる画像生成など
- 軽めのLT大会なので多少の逸脱はかまわない
- 発表時間は一人5分
- 時間を過ぎたらたとえ発表途中でも追い出される
- 質疑応答等は発表後にSlackでおこなってもらう
参加エントリーリスト
当初は5名くらい集まれば良いかなという気持ちで発表者を募りましたが、総勢12名!と想像を超える応募があり大変嬉しかったです。
募集・提案系
- みんなで本を書きませんかという話
書籍などのレビュー・紹介系
- 因果推論入門
- Fearless Changeであたりまえを「量産」する
技術系
- コーポレートサイトの高速化まとめ
- Glicko-2レーティング
- LivesenseAnalytics3.0
- よく考えずにRDSの暗号化をしたら辛い目にあった話
- 何もしてないのに壊れました 〜辛かったコーポレートWordPressサイトの更新を楽にする話〜
- 転職会議でGraphQLやり始めてるぞの話
- NFSをS3にした話
- ネタ系
- 後付け食洗機と過ごす(一人用食洗機との付き合い方)
- とあるシステムのデータフロー (技術話題なのですがスライドがあまりにもネタに走っていたのでこちらに入れました)
非常に気になるタイトルがいくつかありますね。
今回のハイライト
気になる内容三行まとめ。
- VPoE追い出される
- 3Dプリンターで印刷しようとしたら600万かかった?!
- Splatoon3を起動したら連休が終わっていた
VPoE追い出される
LT内容
「コーポレートサイトの高速化」についてです。GIF画像の最適化、LazyLoadで重い動画やGIFを入れ替え、HTTP2/Server Pushの実装、DOMキャッシュなど。
大変素晴らしい対応について発表をしていたのですが持ち時間を過ぎ…。
VPoEだろうが誰であろうと追い出される!
※VPoE: Vice President of Engineeringの略称ソフトウェア開発や技術部門といった組織のマネジメント責任者のこと。
ルールに書いたとおり「1人5分」は役職、年齢、性別、関係なく全てにおいて平等。タイムキーパーであるこのイベントの発起人のかたいなかさんが厳しくジャッジした結果がこれです。
↓追い出された瞬間のSlack。
追い出されても笑って許してくれるVPoE、いい職場です。
その後、登壇者に対して時間が怪しくなってくるともはや追い出されることを期待心配する面々となっていく..。
一言感想
時間との戦い、これぞLTの醍醐味ですよね!
3Dプリンターで印刷依頼をしたら600万かかった?!
LT内容
後付けの食洗機を買ったものの、備え付けの食洗機と違い、手動で水を入れる必要があったという内容。そのため、毎回の水入れがだるい、また水を入れる際に外側に漏れるという問題を解消しようとし、3Dモデリング出来るアプリを使い漏斗のようなものを作成されています。
実にエンジニアらしい発想! しかし、出来上がった3Dモデルを印刷するため、Webサービスを使い注文しようとしたところ、何を間違えたのか600万かかってしまいそうになってしまったと。
結果的に、3Dプリンターではなく、ペットボトルを使うことで改善されたそうです。
一言感想
食洗機最高っていう話かな?と思ったら思わぬ方向に… そんな二転三転する結末は、参加メンバーに驚きと笑いをくれました。
Splatoon3を起動したら9連休が終わっていた
LT内容
Glicko-2レーティングについての解説。Splatoonと関連して、対戦のマッチングシステムについてのレーティング計算方式の説明など。
なるほどわからん!
が、もはや内容は画像を見てもらうと理解いただけそうですが、この数式を私は理解できておらず、なるほどわからんというまま終わりました。理解された方はぜひリブセンスに入社してSplatoonで対戦しましょう!
一言感想
冒頭でアイスブレイクとして話されていた「Splatoon3を起動したら9連休が終わっていた」がとても印象に残っています、わかる。
LT大会を実施しての総括
感想
さて、他にもたくさん面白いLTがあったのですが、紹介しきれないのでネタ部分抜粋はここまでとしますね。気になる方はぜひリブセンスへ応募してください。
開始前はどうなるか期待と不安もありましたが、蓋を開けてみれば想像していたよりLT慣れしているぞという感想です。 そして外部公開しても良いくらい素晴らしい内容が多かったですね。
一般的には、エンジニア系の技術職は大勢の前で話したり、スライドなどの資料を作ったりするのが得意ではないと思われがちです。 ところが、弊社の場合は参加に名乗りをあげてくれたメンバーはそんなこともなく、5分という短い時間向けに資料の作成、内容の粒度を考えていて素晴らしいと感じました。
得られた効果
当初想定していた「リアルイベントでの登壇に向け、社内でしゃべる練習をしてもらいたい」という目的は達成出来ていそうです。
多数の参加者の前でも臆することなく発表しており、今後LT大会を定期的に開催していけば、外部発信へのハードルが下がる効果が期待出来ます。 今回は登壇せず観衆として参加したメンバーもイベントに興味を持っているのは良い傾向ですね。
いきなり社外発信してくれ、リアルイベントで登壇してくれと言われてもためらってしまう人がほとんどだと思いますが、こういったライトなイベントを積み重ねることで自信がつけば、いずれは自分の好きなことや興味があることを公開していけるようになっていくのではないかと期待しております。
あわせて読んでほしい
LT大会に関連して、社内でおこなったポストモーテム共有会の過去記事も載せておきます。 弊社では多種多様な社内イベントが開催されているのも、技術だけではない成長を促しており良い取り組みだと実感しております。
ではまた!