はじめに
技術部インフラグループの鈴木です。最近高級オーダーメイド枕を作ったのですが、肩こりが軽減された気がします。おすすめです。
ところで、先日カンファレンスでライトニングトークを行う機会をいただきました。
Web業界に転職して1年余り、外部からの依頼で登壇することが自分の目標の1つだったので、それを達成できて嬉しく思っています。この経験について共有させていただきます。
カンファレンス概要
Developers Summitのキャリア版です。
技術が日々高速にアップデートしていく現代。変化の激しい時代だからこそ、エンジニア一人ひとりが、持っているマインドや技術を活かしつつ、新たな知識を習得して、戦略的にキャリアを築く必要性がますます高まっています。
翔泳社 CodeZine編集部が主催する「Developers CAREER Boost」では、エンジニアの"キャリア"にフォーカスしたカンファレンスとして、2022年からあらゆる世代のエンジニアの生き方について発信してきました。
今回、コロナ禍を乗り越えて初めてのオフライン開催です!今年は「これが私の"自分戦略"」をテーマに、技術変化が激しい世の中を生き抜いてきた先人たちによるキャリア形成のヒントや、その道の技術エキスパートによるスキル習得の知見をシェアします。
セッションの感想
マネージャーやテックリードとしてのマインドセットや、限られた時間どういう心構えで技術と向き合うかというセッションが多かった印象です。
さらにキャリアについて設計図を描いても、実際に業務を行なっていく中でどんどん変化していくので、どう捉えていたか/いくかという発表も複数あり、非常に共感できました。
「計画的偶発性理論」という言葉が何度も登場し、懇談会でも話題に上りました。選択肢が増えた現代では、外部要因による変化が大きく、キャリア選択が難しくなっていると実感しています。
www.kaonavi.jp
そういう背景からVUCAのような言葉も最近よく目にしますし、自分の中での確固たる軸がないと中々キャリアには困る時代なんじゃないかなと思いました。 www.nec-solutioninnovators.co.jp
ということで、私はその軸を確立する手法について話しました。
LT内容
発表資料は以下です。
登壇内容の補足
プログラムは正確に動作する反面、人間はそうではありません。自分を正確に動かすためには深く自己を知る必要があります。そのために効果的だと思う方法をいくつか紹介します。
瞑想
実際に私が体験したのはS.N.ゴエンカ氏の手法による千葉の茂原か京都にある10日間の瞑想合宿と、幡ヶ谷にある日本テーラワーダ仏教協会の1日修行になります。
前者はひたすら呼吸や体の様子を観察する瞑想を1日1時間数セット行うもので、後者は例えば歩く瞑想といった手段で行なっている動作に対してフォーカスし続けるもので、手法が異なります。
瞑想をやったことある人にはわかると思うのですが、1つの動作を続けるというのは案外難しいものです。世間で歩きスマホなどが問題になるように、何かをしながら何かを行うという動作に人間は惹かれてしまいます。それをあえてやらないことで気づきがあるのです。
書籍で情報を得るのも手です。ゴエンカ氏の本は実践的で難解なので気合を入れて読む必要があります。テーラワーダ協会のスマサナーラ長老は大量に書籍が出ているので、好きなものを読めばいいです。他にカジュアルなものですと、椎名慶子さんのはじめての瞑想ブックが自分には合っていました。
坐禅
鎌倉の報国寺で写経も併せて体験しました。最寄りのお寺で日曜座禅会を探すのも良いでしょう。
座禅と瞑想は似て非なる別物ですので、どこかで体験した後に合ってる方を選択すれば良いです。
写経
書くという動作は現代だとあまりやりませんよね。般若心経でやってしまいましょう。30分〜1時間書くという動作だけを行うのを続けると新たな発見があると思います。これもある種の瞑想の1つだと考えています。
寺でやるとテンションが上がるので、そちらがおすすめ(場所によっては納経もできる)ですが、自宅でもなぞり書きの本と筆ペンを買えば気軽にチャレンジすることができます。
ヨガ
近所のヨガ教室でやり方を教えてもらいました。太陽礼拝のフローをたまに行なっています。
健康のために運動をしたいけど、ランニングやベンチプレスはハードルが高いといった場合にヨガは結構いい選択肢です。
まとめ
今回、自分のキャリアを棚卸しするのと、他の人の登壇を聞いたのもあり、あらためてエンジニアとしてのキャリア形成について深く考える貴重な機会となりました。
とあるスピーカーの方がキャリアについて「みんなやっているけど明示的に言ってないだけ」と懇談会で話していたので気がついたのですが、私が話した自分の軸を見つける手法について、特に皆明言しないけど実行していることかなと思っております。
そういう類の情報は中々手に入らないので、それについて話せたのはとても良いイベントでした。次回も参加したいです。