これは Livesense Advent Calendar 2022 DAY 25 および エンジニア採用アドベントカレンダー DAY 22 の記事です。
リブセンスのエンジニア採用広報チームでは、エンジニアブログを中心に社内エンジニアの外部発信を推進しています。
2022年は社内の執筆に対する機運の高まりもあり、テックブログの記事数が前年比191%に増加しました!
この記事では、テックブログを盛り上げていくためにエンジニア採用広報チームで行っていることを紹介します。
エンジニア採用広報チームとは
エンジニアの外部発信を推進しているチームです。テックブログの運営を中心に、エンジニアリングハンドブックの編集や社内イベントの運営まで行っています。
最近やっていること
2022下半期では、他社の事例なども参考にしながら、テックブログを盛り上げる活動に注力して取り組みました。
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直近で行ったことは大きく3つに分けられます。
- イベントなどを通してブログを書くムードを高める
- 記事を書くハードルを下げる
- エンジニアブログ以外の外部発信
それぞれ順番にご紹介します。
イベントなどを通してブログを書くムードを高める
テックブログを盛り上げていくには、ブログ執筆に対するポジティブなムード作りが重要だと考えました。
そこで、外部発信に関連したイベントをいくつか開催することにしました。
- LT大会
- テクニカルライティング勉強会
- アドベントカレンダー運営
これらのイベントの際はレポート記事も作成し、ブログ記事のネタとしても活用するようにしていました。
LT大会
リアルイベントでの登壇の機会が増えてくるだろうという予測のもと、外部イベントでの登壇に向けた第一歩にしてもらうことを目的にLT大会を実施しました。
いくつかの発表は後日、テックブログの記事としても公開されました。
テクニカルライティング勉強会
アドベントカレンダーの準備期間には、外部講師の方を招いてテクニカルライティング勉強会を開催しました。
「良い文章とはどのような文章か」の認識をある程度揃え、アドベントカレンダーにむけての雰囲気を醸成することが目的でした。
多くの社内エンジニアが参加して大盛況のイベントとなり、良い文章に関しての意識がエンジニア組織全体として高まりました。
アドベントカレンダー運営
ここまで雰囲気の醸成などの活動を行ってきたこともあり、アドベントカレンダーは比較的早期に25枠埋まりました。また、非エンジニアの方からも何本か投稿いただきました。
記事を書く労力を低減する
雰囲気づくりだけではなく、実際に執筆に取り掛かってから記事の発表までの労力を減らすことも重要です。
大きく以下の2つの方向で取組みました。
- レビュー・サポートを手厚く行う
- 記事を楽に書く方法をパターン化する
レビュー・サポートを手厚く行う
エンジニアブログの執筆については事前に採用広報チームでレビューを行うようにしています。
特に、前述のテクニカルライティング勉強会以降は、良い見出しや文章に関しての共通の認識もでき、議論も深まっています。
良い文章に対する意識の高まりにより、より質の高いレビューができるようになりました。
レビューの仕上げには、みんなで大喜利形式でタイトルを考えるのが恒例になっていました。以下の画像は大喜利の様子です。
また、レビューだけではなく、記事のふくらませ方の相談なども積極的に受け付けるようにしていました。「今書いている内容は発信するほどの内容ではないのではないか」と不安になってしまうのは、ブログを書く誰しが体験することです。いい記事の種が些細な不安でボツになることを体制で防いでいければと考えています。
記事を楽に書く方法をパターン化する
毎回ゼロから記事を考えて書くのは大変です。定期的に外部発信をされている方の多くが、自分の中での外部発信のパターンを持っているのではないでしょうか?
そのようなパターンを社内での共有知にするため、採用広報チーム内では楽に記事を生み出せるパターンを意識的に集めるようにしていました。 「Google Docsで共同編集しながら一気に記事を書き上げると楽」「書評を目次の再生産にならないように書く方法論」などなど、様々な知見が集まり始めています。
現在は、社内の雰囲気の盛り上がりもあり勢いよく記事が出ていますが、その勢いが落ち着いてきた頃、こういった知見を地道にためていることが役に立つのではないかと考えています。
エンジニアブログ以外の外部発信
将来的にはエンジニアブログを通過点に、書籍や外部イベントでも発信できるようになると理想です。エンジニア採用広報チームのメンバーを中心に、以下の2つを行いました。
- Software Design誌への寄稿
- AWS Dev Day 2022 Japan登壇
Software Design誌への寄稿
Software Design誌12月号にSQLに関する記事を寄稿しました。
AWS Dev Day 2022 Japan登壇
AWS Dev Day 2022 Japanにプレビュー環境をテーマに登壇しました。
どうなったか
このような活動の結果、2022年には前年比191%となる42本もの記事が公開されました!🎉🎉🎉
下半期の途中時点ではPV数や記事数の目標が余裕を持って達成できる状態になり、「目標の数値にとらわれずに記事がかけ、のびのび書いた記事によってさらにPV数がのびる状態」になりました。これはある意味で理想に近い状態なのではないでしょうか。
また、今まで記事をあまり書いてこなかった方の記事が大きな反響をもらえることも何度もありました。今後も外部発信の成功体験を積んでいけるよう、新しい記事を書く人をサポートしていく体制を整えていければと考えています。
一方で、アウトプットが特定の部署からに偏ってしまったりすることや、大作記事が多くなってしまい記事を書くハードルが少し高く感じる方もいるのは今後の課題だなと感じています。
「外部発信が盛んな会社」と自信を持って名乗っていけるよう、外部発信を促進する活動を今後も継続していければという思いです。
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リブセンスでは、一緒に働く仲間を募集しています。外部発信が好きな方はもちろん、まだ記事を書いたことはないけど興味をもっているという方も大歓迎です!