LIVESENSE ENGINEER BLOG

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Livesense Advent Calendar 2022 振り返り

あけましておめでとうございます。リブセンスのエンジニア採用広報チームです。

前年末のことになりますが、去年もアドベントカレンダーをやりました。2014年から始まり、2019年以外はやり続けて、これで8回目になります。

何事も振り返りが大事ということで、運営ノウハウをチームとして積み上げるために、アドベントカレンダーの振り返りをまとめておきます。

よかったこと

PVと反響を集めることができた

アドベントカレンダーの波に乗って、多くの方に記事を読んでいただくことができました。 我々のチームではGoogle Analyticsを使ってPV数をウォッチしていますが、以下の通り12月のPVがかなり高いことが読み取れます。

多くの方にご覧いただいた記事をいくつかご紹介します。

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スクラムマスターとして苦しんだ経験を元に、スクラムのアンチパターンについて書かれた記事です。テックブログというとソースコードがずらっと並んでこういう作業をしたらこういう成果が出ました、というような記事が多くなりがちですが、この記事はご自身の経験から教訓を伝えてくれる良い記事だったと思います。

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採用広報チームのメンバーが、ブログの執筆、校正を行う中で得たわかりやすい文章を書くための気づきをシェアしている記事です。最初から外国語学習に触れていて驚きもありつつ、助詞に関する記述は多くの方の賛同を得ることができました。

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インフラエンジニアが、aws-cliのインストールが面倒なのでGoでシングルバイナリを作った話をシェアしてくれています。負債化しないために、あえて機能を最小限にしたことで、実装もあっという間に終わったと語っています。タイトルには「車輪の再発明」とありますが、自分たちのニーズに合わせて既存のものと少し違ったテイストで作り直すことには一定の賛同を得ていたようです。

素敵なアイキャッチが用意できた

アドベントカレンダーを企画するにあたって、弊社メンバーにアイキャッチ画像のテンプレートを作っていただきました。 Googleスライドのテンプレートにタイトルと日付を挿入するだけで使えるので利便性も高く、クリスマスの雰囲気も出すことができ、アドベントカレンダーの盛り上がりを演出することができました。

採用広報チームの体制を作ってから初めて書いてくれる人が多かった

アドベントカレンダーというイベントがあると、1記事くらい書いてみるか、と思う人も多いようで、今まで記事を書いたことがなかった人も記事を書く機会にすることができました。

たくさんの人が記事を書いてくださる中で、採用広報チームで準備したtextlintによる校正や、テクニカルライティング勉強会によるアウトラインの作り方を活用して取り入れてくださる方も多く、導入したものの成果を感じられました。

また、はてなブログの書き方だったり、画像の編集ツールSlackのマスキングツールなど執筆に関するノウハウをシェアすることができました。

社内広報ができた

2021年末の時点ではエンジニア採用広報のチームがなく、個人のやっていきドリブンでアドベントカレンダーが運営されていたのもあり、2021年のアドベントカレンダーはなんと11/28の夜に急遽開催が決定し、12月も参加者集めに奔走することになりました。

今年は体制を組んでいたのもあり、事前告知の結果11月中にカレンダーの参加者を埋めることができました。

また、アドベントカレンダーの終了後には、社内で定期的に開催しているLET(Livesense Engineer Talk)という場をお借りしてアドベントカレンダーを振り返る社内トークセッションを開催しました。

全記事についてコメントをしたのでお互いの執筆を讃える場になりましたし、PVやはてなブックマークのコメントを読んでこんなに反応がもらえたんだ、と知って喜ばれる方もいました。

Adventarを使ったことで、記事執筆が手軽になった

前年までエンジニアを中心に記事を書いていたため、Qiitaでアドベントカレンダーを作っていました。しかし、今年は幅広い参加者を募るために、メジャーなSNSアカウントがあればすぐに連携できるAdventarを使ってみました。男性管理職の方の育休の記事や、人事の方の記事などもあり、バラエティに富んだアドベントカレンダーになりました。

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もっとよくしたいこと

レビュー負荷を軽減したい

記事のレビューは主に所属する事業部のエンジニアと採用広報チームが行っています。 採用広報チームにはほぼ毎日レビュー依頼が発生することになるので、それなりの工数が必要になりました。時期によっては特定の人物にレビュー負荷が偏ることもありました。 チーム自体の人数は6名いるため、ある程度レビュー担当曜日を決めるなどして負荷を分散させることが必要だったと思います。 また、分散しても一定のレビュー品質を保つために、ガイドラインを整備したり、上述のtextlintをカスタマイズしたりして工夫したいと思います。

土日を意識した日程調整を行いたい

実際に記事を公開してみてわかったのですが、土日は平日よりもPVを集めづらいです。 やはり出勤や休憩の合間に技術ブログを読む人が多かったり、社内のメンバーによるシェアが難しくなったりするので注目を集めにくいというのはあると思います。 一方で、いきなり自分の成果物が注目を集めることに不安があるという方もいるので、そういった方にとっては執筆のハードルが低いとも言えます。 力作を書いたからぜひ世の中に知られてほしい!という記事に関しては、平日に出した方がベターだと思います。

また、社内の事例を記事に書く場合、内容について社内でレビューしてもらいたいものです。弊社では業務時間内のブログ執筆を推奨しているものの、例えば日曜公開だから土曜日頑張ればいいやと思っているとレビューが間に合わないということにもなりかねません。参加者には事前にレビュースケジュールの目安を伝えられるとより余裕を持って記事が書けたのではないかと思います。

まとめ

多くの反響を得られ、また内容のバリエーションも増えて、良いアドベントカレンダーになったと思います。 改善点もいくつか見つけられたので、今年の年末もさらにブラッシュアップしたアドベントカレンダーにしていきます。 良かった記事がありましたら、是非Twitterやはてなブックマークなどでコメントいただければと思います。