これは 技術広報 Advent Calendar 2023 DAY 09 の記事です。
こんにちは。株式会社リブセンスで採用広報をしております @verdy_266 です。普段は転職ドラフトのエンジニアとして勤務する傍ら、採用広報チームの一員として、業務時間の一部を使ってブログを執筆・校正したり、外部登壇周りの環境整備をしたりするなど、弊社のアウトプット環境を良くするための活動をしています。
さて、今回は、今年の弊社採用広報チームの取り組みとして、弊社のアウトプット活動と採用ファネルを関連づけてみた話をします。
リブセンスには採用広報チームがあります
まずは、弊社採用広報チームの紹介をさせてください。
コロナ禍の影響を受け、会社全体としてあまり元気がなかった2021年。弊社テックブログも編集担当がほとんど個人で頑張っている状態で、2020年に至っては年間で記事4本という有様でした。テックブログを続けるからには一定のペースで記事を出す必要があるよねということで、チームでテックブログを盛り上げていくために採用広報チームが結成されました。採用広報チームと言ってもメンバーは全員エンジニアで、普段の開発業務の傍ら採用広報としての活動をしています。
チームとして記事数やPV数などの目標を設定し、チームメンバー自ら記事を書いていくことで、2022年はそれまでで最多だった2021年の2倍弱の記事を投稿、2023年はさらに記事数最多を更新し、1週間に1本を超えるペースで記事を投稿しています。
テックブログを書くことを個人の目標に組み込んでくれる社員が増えたり、今度登壇するんだけどスライドみてくれない?といったようなお問い合わせがずいぶん増えてきました。
テックブログがネタ切れになりがち
さて、そんな弊社採用広報チームでも、テックブログのネタ切れには長年悩まされてきました。昨年はこんな記事を出しました。
採用のために技術ブログを書くわけじゃない、わかってるんだけども、書きたい、役に立つだけがモチベーションでは続かないのも確かですよね。採用広報チームだけが記事を書いていても仕方ないので、もっとチーム外の人が記事を日常的に書いてほしいという思いもあります。
そこで、今年やってみた施策のうちの一つが、「採用ファネルと我々の活動を関連づけてみる」ことでした。
採用ファネルとは
採用ファネルとは、このように、会社の存在を認知してから面接を受けて入社し、社内で活躍して社外発信などに関わるまでの流れを図解したものです。今回の用途においてはリボン型である意味は特になく、ただ左から右に候補者/社員が進んでいくことがわかれば十分です。
これらのうち特に左半分について、今まで採用広報チームがやってきた施策や書いてきたブログがどのフェーズに対応しているのかを整理してみました。
紐づけてみた結果
認知を取ること以外にもブログを書くことに意義を見出せるようになった
今までPV数を注視していたこともあり、「バズった記事が正義」という風潮が少なからずありました。そのため、「こんなことを記事にしてもどうせ読んでもらえないし出す意味ないなあ」と尻込みしてしまうケースも多々あったと聞いています(かくいう僕自身もそうでした)。その状況が、「認知を取れなくても、例えば選考に進んだ後に候補者が記事を読んでくれて内定承諾につながるかもしれない」と思えるようになったことで、とりあえず記事にして出してみようという流れが増えたように感じています。僕自身は、これによってこのブログでの技術記事デビューをすることができました。
記事のネタを考えやすくなった
「アイデアは制限から生まれる」とか言われたりするように、採用ファネルを意識して記事のネタを探すと考えやすくなったように思います。「なんか記事のネタないかな〜」と考えるより、「内定承諾に効く記事が少ないからネタ探してみようかな」と考えた方が考えやすい気がしています。
終わりに
採用ファネルを用いて既存の取り組みを整理することで、テックブログの記事ネタが探しやすくなるのでは? というお話をしました。
弊社のテックブログ環境は数年前と比べて圧倒的に改善したため、採用広報チームとしてはブログ執筆だけでなく外部登壇などにも注力していきたいと思っています。早速、12/12 には外部勉強会で登壇することになっています。こちらもぜひお越しください!