LIVESENSE ENGINEER BLOG

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マッハバイトのiOSアプリエンジニアがAndroidアプリ開発に挑戦してみた

これは Livesense Advent Calendar 2025 DAY 3 の記事です。

マッハバイトでiOSエンジニアをしている伊原です。 最近はiOSだけでなくAndroidアプリの開発にも少しずつチャレンジしているので、その取り組みについて書きます!

Androidアプリの開発を始めた経緯

マッハバイトでは2025年12月現在、iOSAndroidのアプリをそれぞれネイティブアプリとして開発・運用しています。

元々マッハバイトのアプリエンジニアの人数はiOS/Androidを専門とするメンバーがそれぞれ2〜3名程度の体制で開発をしており、コードレビューに関してはiOS/Android関係なく行なっていましたが、開発に関しては専任のメンバーが担当していました。

最近はアプリエンジニアの人数や稼働の割合がiOS側に偏ってきたため、普段iOSアプリ開発を主に行なっているメンバーがAndroidアプリの開発を行う動きが活発になっています。元々私はiOSアプリだけでなくAndroidアプリの開発も出来る様になりたいと考えていたので、とても良い機会だと思いました。

リブセンスでは「越境」という考え方を大切にしており、このように自らの領域を超えたチャレンジをしやすい環境があります。 今回アプリチーム全体としてAndroid開発にチャレンジしていく動きが自然にできたのも、こういった文化がチーム内にも浸透しているからだと思います。

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過去にはリブセンスのインフラエンジニアが社内インターン制度を利用してAndroidアプリ開発に挑戦した話も記事になっています。 こちらもご興味ある方はぜひ読んでみてください!

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私のAndroidアプリ開発のスキル

私はこれまではiOSアプリの開発を主に行なっており、Androidアプリについてはコードレビューやリリース作業等を行うことはありますが開発経験自体はほとんどありませんでした。 過去にはDroidKaigiのアプリにコントリビュートしたり、KMPをiOSアプリに導入する際にKotlinのコードに少しだけ触れたことがありますが、本格的にAndroidアプリ開発を行うのは今回が初めてでした。

どのようにAndroidアプリ開発を進めているか

まずはAndroid DeveloperKotlinの公式ドキュメントを読んでみました。 これらのページについては今後も繰り返し読むことになりそうです。

Kotlin Tourのページを見て、本格的にAndroidアプリ開発に入る前にKotlinの記法について触れることが出来たのは良かったです。

また実際に手を動かしながらキャッチアップしてみたかったので、Android Developerのチュートリアルも少しですがやってみました。

実際にマッハバイトのAndroidアプリ開発を着手する時には、A/Bテストのパラメータ追加や軽微なビジネスロジックの修正等の、Kotlinの知識が十分でなくても取り組みやすいタスクから着手し、段階的にAndroidアプリ開発への理解を深めていく様にしています。

少し複雑な実装を行う際には、Androidエンジニアとペアプログラミングで進めたり、適宜サポートをしてもらいながら進めています。 特にAndroid Studioでのデバッグやログの見方については、普段Xcodeでの開発に慣れている私からすると慣れないと感じる場面が多かったのですが、チームメンバーにサポートしてもらうことでスムーズにキャッチアップを行うことが出来ました。またKotlinの書き方に迷った時にはGitHub Copilotも活用しながら進める様にしています。

レイアウトの実装に関してはiOSエンジニアだけでは着手が難しかったり時間を要してしまう箇所が多いので、現時点ではAndroidエンジニアに実装を担当してもらっていますが、将来的にはそういった箇所もiOSエンジニアで対応できるとより柔軟なアサインがしやすくなるのかなと思います。

Androidアプリ開発をやってみた気付き・学び

iOSアプリ開発のみ行なっていた時は、Androidでのアプリ開発への理解が浅く難しいものというイメージを持っていましたが、数ヶ月ほどAndroidアプリ開発を実際にやってみて、少しずつですが理解が深まっているのを感じています。まだまだ分からないことも多いですが、楽しみながらキャッチアップできています!

またAndroidエンジニアのサポートがあることで、困った時に質問して問題を解消しながら進めることが出来ているので、その点はとても助かっています。 まだ学び始めたばかりで分からないことも多いですが、Androidアプリ開発に慣れていくことでチームに貢献できる機会を増やしていきたいです!

余談ですが、iOSエンジニアがAndroidアプリ開発を学ぼうとすると最初は分からないことが多い様に、AndroidエンジニアがiOSアプリ開発を学ぶ際にも最初は分からないことが多いのかもしれないという気づきがあったので、iOSアプリ開発のキャッチアップに関する記事も書いてみました。こちらも興味ある方はぜひ読んでみてください!

zenn.dev

さいごに

今回はマッハバイトのiOSエンジニアである私がAndroidアプリ開発に取り組んでいる話について書きました。 同じ様に越境しようとしている方に少しでも参考になる内容であれば幸いです!