マッハバイトで絶賛進行中のシステムのAWS移行にあわせ、開発者向けのAWS勉強会を開催しました。 今回の記事では勉強会の模様を紹介します。
なぜ勉強会をすることになったのか?
マッハバイトでは、システムのオンプレからAWSへの移行をすすめています。この移行はAWSの知見があるインフラGのメンバー全員+マッハバイトの一部メンバーという構成で取り組んでいます。
made.livesense.co.jp made.livesense.co.jp
AWS上で動いているシステムが増えていく中で、AWSの知識量が人によって大きく差があり、AWSまわりを触れるアプリケーションエンジニアが一部に限られた状態になりかけていました。
このまま一部の人だけAWSを理解している状態が続くのはまずそうだ、という認識がチーム内で生まれ始めたため、インフラGのメンバーが中心になって社内AWS勉強会を開催することになりました。
当初は社内メンバーだけで開催する予定だったのですが、IAMなどの技術をゼロから説明するのが難しかったり、主催メンバーが一時期病気になったりしたことなどもあり、AWS SA(Solution Architect)の方の力をお借りして開催することにしました。
また、マッハバイト以外の事業部の開発者にもAWSの学び直しの機会を求めている人が多いのではないか?という意見もあり、全社からの参加を大歓迎としました。
結果的に、様々な部署から想定よりも多い参加者が集まりました。
勉強会の流れ
IAMやS3など、ゼロから説明するのがなかなか難しい部分をAWS SAの方から講義やハンズオンを実施していただき、その後で、社内のエンジニアによる補足講義で実際の開発で必要になる知識を補っていくような流れで進めました。
結果的に、以下のような全6回の開催になりました。
- 弊社担当SAの方によるコンテナ基礎
- 弊社担当SAの方によるECSの基礎
- 弊社担当SAの方によるECSハンズオン
- 弊社担当SAの方によるセキュリティ入門
- 社内メンバーによるIAM補足講義
- 社内メンバーによるログまわり講義
AWS SAの方による講義では内容の定着度確認のためのクイズ大会やその賞品としてのAWSノベルティも用意していただき、大盛りあがりとなりました。
勉強会を終えて
勉強会のために作成したSlackチャンネルは、勉強会開催中にたくさんのコメントで賑わいました。AWSを日々使っていて知見を持っているエンジニアと、これから使うので知見を得たいエンジニアとの間の情報交換窓口としてうまく機能しました。
座学の勉強会中のSlackの盛り上がりを見ると、知識の共有という点では一定の成果がありました。しかし、特に使ったことのないサービスや機能については、やはり聞いただけではうまく理解できないという感想もありました。今後実際のサービスでAWSを利用していく人も増えると思うので、振り返って改めて理解を深めてほしいです。
最終的にログの取り扱い方の講義まで進んだことで、弊社で利用しているAPMツールであるDatadogの勉強会も開催してほしいという声があがりました。実際に自分たちが利用しているツールを扱うことで理解が深まり、社内勉強会としても盛り上がるということが実感できました。今後は今回の主催者だけでなく、他の方にも講師になっていただくなど、事業部を跨いだ知見の共有を広げていきたいです。
また、社内メンバーでの補足講義ではAWS技術をゼロから説明する難しさを実感しました。最初は自分たちだけで講義を行おうと考えていましたが、技術説明のプロであるAWS SAの方の力を借りたことは結果的に大いにプラスになりました。「AWS Black Beltの読み合わせだけでは幅広くエンジニアに参加してもらえる勉強会にならなかったかもしれない」という感想も聞かれました。
勉強会に参加したマッハバイトのエンジニアからの感想
マッハバイトはクラウド移行をしていますが、クラウド移行に直接的関わっている人は多くなく、このままクラウドに完全移行してしまうと関わっていないメンバーはかなり学習が必要な状態でした。 なので、インフラの方々が勉強会を企画してくださったのが本当にありがたかったです。 事前にどんな流れで進めていくかを話し合っており、マッハバイトでこれから主流になるコンテナ+ECSの構成について重点的にやっていくことや、AWSの基礎としてS3やIAMに触れていくことを決めました。 その結果、マッハバイトのほとんどのエンジニアが参加してくれましたしクラウド化に向けた知識の定着ができたと思います。
We are hiring!
リブセンスではAWS勉強会に限らずさまざまな社内勉強会が開催されています。
勉強会に参加したり、開催したりするのが大好きなエンジニアを大募集中です。