これは Livesense Advent Calendar 2023 DAY 23 の記事です。
こんにちは。転職ドラフトでエンジニアをしている verdy_266 です。
12/20 に社内でハッカソンイベントを開催したので、その模様についてお伝えします!
「やりたいならやってみれば?」
時は7月末に遡ります。ジムでランニングマシンに乗りながらテレビを見ていたら、NHK で「魔改造の夜」という番組をやっていました。
仲間と一緒に極限まで身を削って何かを作るってめちゃくちゃ青春じゃないか!! ということで、全社のエンジニアが集まる翌週の雑談タイムで「ハッカソンがやってみたいです」という話をしました。
「テーマは決まってるんですか?」とか「開発合宿と差別化しなきゃかも?」みたいな話はありつつ、「幹事が名乗りを上げたら開催できるのでは?」と声をかけていただき、ハッカソンを開催することにしました。
「やりたいならやってみれば?」という社風、めちゃくちゃありがたいです。
準備
当日までにやったことをざっと列挙してみます。
- どんなハッカソンにするかアイデア出し
- 過去に社内で実施したハッカソンの参加者にヒアリング
- オフライン会場の確保
- 社内ラジオに出演して、ハッカソンとは何かについて宣伝
- 事前アンケートの実施
- 開催日程の決定
- 本参加アンケートの実施
- チーム決め
- テーマ候補決め
- 打ち上げのお店予約
- レギュレーションの決定
- 審査員決定・打診
- キックオフMTG
- 優勝チームに渡す賞品の決定・購入
- 審査用の Google フォーム作成
8月頭に運営が発足して実に4ヶ月ちょっと。思ったより色々なことが必要でした。イベント運営って大変だあ。
キックオフMTG
年末で何日もハッカソンのために日程を確保しづらいという声もあり、ハッカソン自体は 1 day 開催とすることにしました。ただ、1 day で何を作るか決めるところからやっていては到底間に合わないので、チーム分けの発表とテーマ決めをハッカソン当日の 1 週間ちょっと前に行いました。
運営である僕自身もハッカソンに参加したかったので、公平性を保つため、テーマは複数の言葉から抽選することにしました。テーマ候補は以下の通りです。
- 「生きる意味」(弊社社名の日本語訳)の「意味」
- 「当たり前を発明しよう」(弊社ビジョン)の「発明」
- 「幸せから生まれる幸せ」(弊社理念)の「幸せ」
- 「雨垂れ石を穿つ」(弊社ロゴの元になったことわざ)の「石」
この中から抽選して、
irb(main):009:0> %w[imi hatsumei shiawase ishi].sample => "ishi"
なんとテーマは「石」になりました! 運営としてはとても楽しみな、参加者としては頭をかかえるテーマになりました!笑
ハッカソン当日
1週間で検討した内容を実装する日です。それぞれのチームで集まり、午前中から実装を始めました。会議室では実装しにくいと言って、執務室からディスプレイを持ち込むチームも。
発表の時間が近づくにつれどのチームも口数が少なくなり、頭を抱えながら開発をしていました。
最終発表
まずは運営から開催趣旨などを説明しました。
今回優勝チームに渡す賞品は、自作テンキーセットにしました! ハッカソンっぽくて、自分も欲しい、予算内のものということで選定しています。
初めて遊舎工房さんに足を運び、何を買ったらいいか店員さんに手取り足取り教えていただきました。同じものを3セット欲しいという話をするととても驚いていましたが、社内イベントの賞品なんですと伝えると、とても羨ましがっていました。笑
発表順も Ruby のメソッドで抽選し、最終発表がスタートしました! 発表順に、作ったものをざっくりお伝えします。
- 終了が惜しまれたサービスや商品に弔いのメッセージを書くことができるバーチャル墓「石」を閲覧できる Web サイト
- ミーティングの「イシ」決定を助けるために、Google カレンダーに記載したアジェンダを Google meet の画面から確認することができる Chrome 拡張
- 一「石」二鳥じゃん〜!と励ましてくれるギャルを ChatGPT で実装した、Slack のチャットボット
僕は最後のギャル bot を実装したチームだったのですが、社内の Slack に公開したところめちゃくちゃ遊んでもらえて、とても嬉しかったです。
このギャル、一石二鳥じゃんと励ましてくれるだけでなく、文脈に関係なく一定の確率でネイルの話を振ってきたりします。笑
今回のハッカソンでは、社長の村上、取締役の桂、VPoEの中野の3人に各チームの点数をつけていただきました。講評では、「『石』の解釈の仕方が面白い」「作っているものは面白いが、一般的なユースケースに落ち着いてしまっている」「普通に使ってみたい」など、さまざまな意見をいただきました。
優勝は、Chrome 拡張を作ったチームでした! 社員のミーティング時間を調査したことや、実際のミーティングで使いやすいように考えられたUIなどが評価されたようでした。
残り時間を気にしながら、必死に頭をひねってデバッグをする時間はなかなか楽しいものでした! また時期をみて開催しようと思います!