はじめに
はじめまして、LET運営の村山と毛利です。
社内交流を活発にし、お互いの知識を伝搬する機会を設けるために、Livesense Engineer Talk(通称:LET)というチームで社内イベントを運営しています。
LETについては、こちらにも記載しています。
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今回は、昨年の振り返りを通して、活動の中で取り組んできたことを紹介します。
社内交流を活性化させたい人の参考になればと思います。
一年間を振り返ってみて
どんな発表があったか
2022年はLETを通じて、次のような発表がありました。
開催月 | 発表内容 |
---|---|
1月 | リブセンスにおけるエンジニアリング・マネージャーの役割 最近の転職ドラフトの開発について |
2月 | 転職会議に社内インターンした話 |
4月 | 知っているようで知らないメールの話 Rustでネコチャンを点描して二匹目のドジョウを狙いたかった話 |
6月 | 新メンバーの自己紹介 本当に難しいメディアフォーマット ポストモーテム会 |
7月 | 転職会議におけるMIRROR開発プロジェクトについて オフィス撤退するから社内ツールを作り直した話 |
8月 | 社内異動して1ヶ月過ごしてみて 出戻り入社して1ヶ月過ごしてみて |
9月 | LT大会 |
10月 | 新メンバーの自己紹介 TechFes告知 |
12月 | アドベントカレンダーと今年のブログ振り返り |
新たな取り組み
これまでは月1回/1時間の開催で2つのテーマについて話し合ってきましたが、昨年の途中から次のようなイベントを取り入れました。
新メンバーの自己紹介
新たにリブセンスに参画したエンジニアの自己紹介の場を、LETで提供するようにしました。リブセンスのエンジニア組織は、事業を越境して活動することがあります。ただ普段の活動では、所属している部署以外のメンバーに知ってもらう機会は、あまり多くはありません。
そこで、各部署のエンジニア一同が集まるLETにて、簡単な自己紹介をお願いすることにしました。リブセンスでは入社時に社内wikiに自己紹介ページを作るのですが、それをベースに話してもらっています。自己紹介を通じて、聴講者からのコメント(質問や感想等)をファシリテーターが拾い、新メンバーと対話していくことで、話が広がり、より深くメンバーのことを知れる機会となりました。
ポストモーテム会
事業横断して、各事業部で起きた障害を共有する会を実施しました。明日は我が身という思いで、所属部署内での共有に閉じず、事業横断して共有することで、失敗から得た学びを広く知ることができました。障害報告というと気が沈みがちになりますが、ナイスチャレンジ!というマインドで、お互いの健闘を称え合いました。この会は、LET初のオフラインとオンラインのハイブリット開催で、顔を見合わせながら共有することで、前向きに捉えられたのが良かった点でした。
リブセンスでは「あたりまえを発明しよう」というビジョンのもと、常により良い変化を求め、挑戦しています。時には失敗することもありますが、その失敗さえ、次の活動の原動力となるよう、定期的にLETで開催してもよいなと思えるようなイベントとなりました。
ポストモーテム会については、過去に記事があるのでそちらもご覧ください。
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また、せっかくなので記事中には書かれなかったその後の振り返りをした内容を少し書くと
- 後半につれ時間が厳しくなり、質疑応答の時間を取りきれなかった
- Slackに質問を残してもらうなど非同期のやりとりをすると良いかも
- 休憩を適度に用意したのはよかった
- オンラインとオフラインの方との会話の時間になり、会場を跨いで交流できた
- ピザの枚数の見積りを誤った
- 10人でL1M2はすぐ無くなってしまった
- 久しぶりのオフラインイベントなのでピザの見積り精度が下がった...?
LT大会
長らく実施できていなかったLT大会を、LETの場で実施しました。カジュアルトーク意欲が高かったのか、開催告知からすぐに10人以上の登壇申込があったことが印象的でした。5分厳守というルールが、会を盛り上げる1要素となりました。発表の敷居を下げることで、様々なエンジニアが集まり、いろんな声が聞け、交流の幅が広がることは、運営にとっても望ましい状態なので、今後も定期的に開催していきたいと思いました。
LT大会については、過去に記事にしているのでそちらもご覧ください。
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この1年での変化
2年半近く運営してみて、最初の1年はネタの不足に悩まされることもありました。ただ、この1年の間はあまり発表ネタ探しに困ることがほぼありませんでした。飛び込み参加者が圧倒的に増えたことが、その要因です。過去には運営課題として挙がっていたネタ不足だったのですが、長く活動を続けているうちにエンジニアの中にLETの存在が浸透してきて、「このネタ話したいな〜」と思った時にLETを利用してもらうシーンが増えました。
また新たな取り組みで、色々な角度からのテーマを用意することで、発表の敷居が下がったことも大きかったと思います。ネタを持ち込むと同時に発表形式に関して提案をくださる方もおり、みんなでLETを作り上げている、と感じることが増えてきました。
これからの課題と解決に向けて
今後の課題は、仕組み化だと思います。リブセンスのエンジニアが交流する機会は、継続して提供することができました。
これからは、これが運営メンバーによらず行われることが大事になってくると思います。特定の人に依存し続けていると、その人が会社を辞めた時にそのまま活動自体が終わってしまうことがよくあると思います。新しいメンバーを探すことも大切ですが、運営となると一定の工数が発生するため、人員に頼るのは不確定要素になりがちです。
なるべく、運営側が発表してくれそうな人やネタを探しに行くのではなく
- 発表の持ち込み
- 特定のテーマを決めて行う会
といった取り組みを強化して、発表したい人には自発的にLETを使ってもらい、運営はそのサポートに回れれば良いと思います。
まとめ
コロナ禍で社内エンジニアの交流が鈍化していたなか立ち上がったLETですが、最近はさらに情勢が変わろうとしています。オフラインで働くことも増えてくるかもしれません。
ただオンライン/オフライン問わず、交流や知識を伝播させる活動は、変わらず続けていきたいと考えています。今回のように活動してきたことを、定期的に振り返り、改善を繰り返すことで、常に新鮮な気持ちで活動できればと思います。