LIVESENSE ENGINEER BLOG

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新しい環境で活躍したい新卒エンジニアに贈るリブセンス社員おすすめの書籍

これは LIVESENSE madeブログ 4月のお題 の参加記事です。

Livesense madeブログ4月のお題のひとつに「新生活」があります。

新しい環境に足を踏み入れる新卒エンジニアには、これから多くの挑戦が待ち受けています。 そんな新卒エンジニアを応援するため、おすすめの書籍をリブセンス社員に聞いてきました!

気になった本があれば手にとってみてはいかがでしょうか。

プログラマ・Webエンジニア初歩

Webエンジニアとしての特定分野の基礎知識を学ぶための書籍です。

新卒のうちにしっかりとした基礎知識を幅広く身に着けておくことで、今後の業務での成長速度を高められること間違いなし!

システム工学全般について幅広く学べる本

特に情報系の学校を出ていない新卒エンジニアは、システム工学の基礎について広く学んでおくと、先輩がしている会話の意味がわからなくて困るケースが減るとの声がありました。

基本情報技術者試験のテキスト

アルゴリズムやSQLなどの技術的な知識にとどまらず、プロジェクトマネジメントやビジネス寄りの知識も含め、システム工学の知識を幅広く学べます。業態によっては基本情報技術者試験などのIPAの試験に合格すると、評価してくれる会社も多いのではないでしょうか。

gihyo.jp

gihyo.jp

『コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識』

bookplus.nikkei.com

  • 推薦コメント
    • 大体基本情報技術者〜応用情報技術者ぐらいの範囲のコンピューターに関する基本知識をまとめてくれています。

プログラマとしての基礎知識

コーディングやテーブル設計、Web API設計など、現場に出て関わる可能性が高い業務での基礎知識の本です。

『リーダブルコード』

www.oreilly.co.jp

  • 推薦コメント
    • より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニックを紹介しています。
    • 非常に読みやすく、コーディングをする上で大切なポイントがしっかりまとまっており、いつまで経っても読み直したいと思えます。
『Web API: The Good Parts』

www.oreilly.co.jp

  • 推薦コメント
    • Web APIの設計において重要な要素やベストプラクティスを解説しています。設計の方針に悩んだら読んでおくと良さそうです。
『アルゴリズム図鑑』

www.shoeisha.co.jp

  • 推薦コメント
    • コンピュータで問題を効率的に解くためのアルゴリズムが広く学べる本です。Webアプリケーション開発ではあまりアルゴリズムを意識しないことも多いですが、知っているといざというときに役立ちます。
『SQLアンチパターン』

www.oreilly.co.jp

  • 推薦コメント
    • テーブル設計のアンチパターンが学べる本です。間違ったテーブル設計をしてしまうと、その後長い間苦しむことになります。やらかす前に知っておくと良いことがまとまっています。

インフラ

インフラエンジニアはもとより、それ以外の職種のエンジニアにとってもインフラの知識は必要不可欠となってきました。幅広い職種の方に読んでもらいたいインフラの本をご紹介します。

『AWSで実現するモダンアプリケーション入門』

gihyo.jp

  • 推薦コメント
    • AWSによるアプリケーション開発に初めて取り組む方や、AWSのサービスやツールについて詳しく学びたい方に向けた入門書です。AWSを使ったアプリケーション設計のさわりとしておすすめです。
『マスタリングTCP/IP』

www.ohmsha.co.jp

  • 推薦コメント
    • TCP/IPプロトコルに関する詳細な解説書です。TCP/IPは、インターネットやネットワーク通信で広く使用されているプロトコルであり、本書ではその機能や動作原理、設計などについて詳しく説明されています。ネットワークに関する基本的な理解があることでシステム構成の理解が早まり、不具合の調査にも役立ちます。
『UNIXという考え方』

www.ohmsha.co.jp

  • 推薦コメント
    • オペレーティングシステムUNIXの哲学や設計原則、そしてそれが広く普及した理由について説明しています。エンジニア向け(アプリケーションよりインフラサイドの方向け)の本で、UNIXの設計哲学について探求することで、それが今日のOSS開発においていかに大切であるかがわかります。

エンジニアリングと隣接する分野

システムエンジニアとして働く上で、デザイナーやプロダクトオーナー、プロジェクトマネージャなど他職種とのコミュニケーションが必要になる場面は多いです。

隣接する分野の基礎を把握しておくことで、仕事上のコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。

『Webディレクション標準ガイド』

www.borndigital.co.jp

  • 推薦コメント
    • Webサービス開発における上流工程について網羅的に把握できる本です。 デザイナーやエンジニアとどう会話すれば円滑にWebサービス開発プロジェクトが進むかの必要な知識が身に付きます。
『ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]』

book.mynavi.jp

  • 推薦コメント
    • ビジュアルデザインの基本について、4つの基本原則(近接、整列、反復、コントラスト)にまとめて解説しています。 他の分野の設計(デザイン)や文書を書くときでも、同じ内容のものをまとめたり(近接)、トンマナを揃えたり(整列)、企画のときに尖った部分をどう作るか考えたり(コントラスト)、同じ作業をしやすいようにまとめたり(反復)など、応用が効くので、知っておくと色々役に立つと思います。

対人関係

チームで働く上で対人関係の問題はついて回ります。対人関係で悩んだらこれらの本を手にとるとヒントが得られるかもしれません。

チームワーク

チームワークは、組織や企業において非常に重要な役割を果たします。単独での作業よりも、チームでの作業の方が効率的であり、より多くの成果を生み出すことができます。しかし、チームワークを実践するには、様々な要素が必要です。 ここではチームワークを実践する上で参考となる本を紹介します。

『TEAM GEEK』

www.oreilly.co.jp

  • 推薦コメント
    • Googleではどのようにチームが運営されているのか、チームメイトとして自分がどう振る舞っていくと良いのかということについて書かれている本。HRT(謙虚、尊敬、信頼)の大切さと、チームメイトとしてどのように関わるべきか、良いチームとは? 良いチームを作るにはどうしたら良いのか? などについて書かれています。
    • 初めて社会人となりチーム所属になる方は読んでおくと良いと思います。
『LEADER’S LANGUAGE 言葉遣いこそ最強の武器』

str.toyokeizai.net

  • 推薦コメント
    • 強要をやめ、忖度文化を壊し、人を育てるリーダーになるための言動について書かれています。職位という意味ではなく、メンバーを引っ張りチームを良くしていく存在という意味のリーダーになるための言動について気づきを与えてくれます。
『現実はいつも対話から生まれる』

d21.co.jp

  • 推薦コメント
    • 仕事の悩みでよくあるのが人間関係(※リブセンスは少ない悩みな気もしますが)。ちょっと悩んだときにこの本を読むと元気になるかもしれません。
『伝え方が9割』

www.diamond.co.jp

  • 推薦コメント
    • タイトルの通り伝え方に関する書籍です。思ったことをそのまま言葉にするのではなく、ちょっと工夫するだけで周りを動かしやすくなるし、あなたも周りも幸せになります。
『可愛がられ力』

www.subarusya.jp

  • 推薦コメント
    • 社会人になると、いろいろな人と関わることになります。人付き合いがうまくなれば、仕事もプライベートも充実したものになります。この本を読むことで、上司、先輩、同僚との付き合い方について、仕事をする上での上手な立ち振る舞い方が理解できます。

メンタル

技術を身につけるということも大事ですが心も成長していく必要があります。仕事やプライベートを充実させるために参考になる本をご紹介します。

『嫌われる勇気』

www.diamond.co.jp

  • 推薦コメント
    • アドラー心理学の本。仕事に限らず、対人関係について悩んだらおすすめの本。他人を変えるのではなく自分が変わっていく、他人についても許容していくなど。
    • 責任の所在を分離し明確にしていくことで全てを抱え込まないようになれます。
『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』

www.chikumashobo.co.jp

  • 推薦コメント
    • ACTという認知行動療法について紹介されています。哲学とか宗教っぽいタイトルですが、実際は認知行動療法の入門本です。社会人になると辛いことも多いので、意識的に自分のメンタルのコンディションを整える手法を学んでおくことも大事ですのでお勧めします。

問題解決

業務で遭遇する複雑な問題は、多くの人が関わっていたり不確実性が大きかったりと、一筋縄には解決することができません。問題解決への取り組み方について一般的な知識を学んでおくことは、教科書どおりには進まない現実の問題に取り組んでいく上で重要です。

問題解決一般

フレームワークや論理的思考を身につけることで、複雑な問題を解きほぐして解決策を見出す方法を学ぶことができます。

『問題解決大全』

www.forestpub.co.jp

  • 推薦コメント
    • 問題解決の方法をまとめた本です。社会人はフレームワークが好きなので、頭に入れとくと「こいつできる」と思われるからおすすめ。
『コンサル1年目が学ぶこと』

d21.co.jp

  • 推薦コメント
    • コンサルタントとしてだけではなくて、社会人一般として有用な知識がまとまった本です。社会人は「あれやっといて」って言われがちなので、そんな時どう対処すればいいかわかります。特に上司が何言ってるかわからない人とかにおすすめ。
『最強の教養 不確実性超入門』

d21.co.jp

  • 推薦コメント
    • 不確実性への向き合い方や生じるリスクの制御方法が、分かりやすくまとまっています。現代社会では、多くの不確実性を伴う出来事が発生します。そういった状況においてどのように行動すべきかについて、わかりやすく解説されています。エンジニアとしての視点から、DevOpsをビジネスの観点で考えると、こういった不確実性に対する考え方に繋がると思います。
『ザ・ゴール』

promo.diamond.jp

  • 推薦コメント
    • 機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説です。 この本は、ビジネスにおいて制約条件の重要性や、改善プロセスにおいての問題の発見や解決方法についての示唆に富んだ内容であり、特に生産プロセスに関心のある方におすすめの書籍ですが、色々応用が効く気がするのでおすすめです。

ロジカルシンキング

他人に物事を説明したり、難しい問題を分解したり。論理的に物事を考えられることはシステムエンジニアとして働く上で様々な局面で役立ちます。

『考える技術 書く技術』

www.diamond.co.jp

  • 推薦コメント
    • 説得力のある文章の書き方を紹介しています。ロジカルシンキングやそれを応用して説得力のある文章を書くにはどうしたらよいかについて理解することができます。
『増補版 大人のための国語ゼミ』

www.chikumashobo.co.jp

  • 推薦コメント
    • 国語の本と思われるタイトルですが、論理学の入門書です。社会に出たばかりの新入社員の方にもわかりやすく、文章や物事の考え方のベースを教えてくれます。
『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」www.eijipress.co.jp

  • 推薦コメント
    • 限られた時間でいかに成果を出すかということに着目し、解くべき問題・課題の見極めや初歩的な論理的思考法とその道具立てについて紹介している。比較的読みやすい本なので若くてこういう本を読んだことがない人が最初に読むにはちょうどいいかなと。

エッセイ

成功した先人の考え方を学ぶことで、仕事で遭遇するあらゆる困難に対してどのように立ち向かうべきかのヒントが得られます。

『道をひらく 松下幸之助』

www.php.co.jp

  • 推薦コメント
    • パナソニック創業者の一人である松下幸之助氏が、経営哲学や人生観、社会的使命などについて語ったエッセイ集です。この本は、松下氏が「仕事とは何か」「経営とは何か」「人間とは何か」といった基本的な問いに答えながら、自身の経験から得た知恵や教訓を伝えています。松下氏の洞察力に触れながら、ビジネスや人生において成功するためのヒントを得ることができます。
『苦しかったときの話をしようか』

www.diamond.co.jp

  • 推薦コメント
    • 業績が低迷してる商業施設をV字回復させてきたマーケターが、これから就活する娘に向けて書いたメモです。新卒というよりは就活する人向けかもしれませんが、自己アピールが苦手な人が読むと多くの気付きを得られます。筆者が過去に外資系企業で働いてた際に受けた陰湿なイジメを成果で捻じ伏せた話などは、やはり実力こそ全てだなと感じさせられます。
『仕事は楽しいかね?』

kikoshobo.com

  • 推薦コメント
    • 将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語です。物語形式で内容が入ってきやすくなっています。仕事をしていく中でなにかもやもやするなぁと思ったときに読むと状況を好転させるヒントが得られるかもしれません。
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

www.diamond.co.jp

  • 推薦コメント
    • 実力がある人ではなく、実力があると周囲に錯覚させることができる人がよいポジションを手に入れられるのだという「錯覚資産」という思考の錯覚を利用して、周りの人から実力以上に評価される方法をまとめた本です。有名な本ですが、読みやすくて面白いです。
『渋谷ではたらく社長の告白』

www.gentosha.co.jp

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    • サイバーエージェントの創業者である藤田氏が、自身の経験や考え方、ビジネス哲学について語った自叙伝です。渋谷での起業や若者に対する理念、経営手法、人材採用、新規事業展開などについて、実例を交えて紹介されており、藤田氏の人生を追体験できます。

成長・上達

『「経験学習」入門』

www.diamond.co.jp

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    • 経験から学ぶ力とは何かや、経験から学ぶ力にはどんな要素があり、それを高めるにはどうすれば良いのかに関しての本。そもそも成長するとはどういうことかや、成長角度を高めていくための考え方ややり方がわかりやすくかつ体系的に書かれているので、再現性高く成長し続けていくヒントになるかと思います。
『上達論』

www.php.co.jp

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    • 物事が上達するためにはどう考えればいいか書かれています。著者はとある武道家の弟子の方ですが、今目の前にある事象や物事をいかに抽象化/別の観点から捉えて"上達"させていくか、仕事の文脈でも活かせる面白い視点をもらえると思います。
『エンジニアのための目標設定の技術』

nextpublishing.jp

  • 推薦コメント
    • 目標を設定し、それを達成するために必要な考え方のコラム集です。仕事でもプライベートでも、目標を立てて実行することは大切なことであり、その基礎が学べます。内容がコンパクトにまとまっていて読みやすいです。
『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」 』

www.kobunsha.com

  • 推薦コメント
    • 誰でも様々な一面を持つ「多重人格」だということを大変分かりやすく書いてくださってます。人との付き合い方の考え方の幅が広がる。

生き方

『未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか』

www.php.co.jp

  • 推薦コメント
    • 志を持つこと、使命を感じることの大切さを感じることができる。巷や書籍でよく見聞きする「志」の本質的な正体が掴める。
『仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして』

www.php.co.jp

  • 推薦コメント
    • 何のために働くのか?についての本。仕事の報酬は「収入」だけではない。働くことの視座が上がる。

その他

『起業の科学』

bookplus.nikkei.com

  • 推薦コメント
    • 起業のためのフレームワークが紹介されています。ビジネスとは何か、どうやってビジネスとして成立させていくのかなど、起業家として成功するためのノウハウが書かれています。
『ゴールデンカムイ』

youngjump.jp

  • 推薦コメント
    • 明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画。たまに狂気的な内容を含むので仕事始まりたての時の何もかもわからない辛さを吹き飛ばしてくれるかもしれません。

まとめ

ここまでリブセンス社員が新卒の方に紹介したい本をたくさん紹介してきました。この記事で気になった本を手にとってみると、新しい学びが世界を広げてくれるかもしれません。

記事をまとめながら、いろんな壁にぶつかった新卒の頃を思い出して懐かしい気持ちにもなりました。

この記事を読んで、「他にもおすすめの本あるよ!」という方は、はてなブックマークなどで教えていただけると嬉しいです!

余談

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